夏本番!!薄着で目立つ“ぽっこりお腹”の正体は

「夏本番!!薄着で目立つ“ぽっこりお腹”の正体は!?~正しく知ろう!“メタボリック症候群”~」
あんまマッサージ指圧師・鍼灸師 ぱんだ先生

いよいよ夏本番!!

いやがおうでも、薄着になり肌の露出も増え、海やプールでは水着になることが多い季節ですね。

身体のライン、気になっていませんか!?年齢を重ねるにつれて太くなるウエスト、ポッコリ出た下っ腹…いわゆる“中年太り”というヤツです…ウエストまわりは、老若男女問わず、とても気になる部分ですよねぇ(^ ^;)

近年では、“メタボ” という言葉が定着し広く知られ、“メタボリック症候群(シンドローム)”の略称だということはご存知の方が多いと思います。

では、「 “メタボリック症候群”とはどういうものか?」正しく説明できますか?太っていること(肥満)=“メタボ”と思っていませんか?じつは違うのです!

今回は、知ってるつもりで意外と知らない“メタボリック症候群”について特集します。

メタボリック症候群”とは…

“内臓脂肪”が過剰に蓄積している状態(内臓脂肪型肥満)で、高血圧や高血糖(糖尿病)、高脂血症のいずれかが合併した状態のことを言います。

2008年の調査では、20歳以上で“メタボリック症候群”および、その予備群は、男性では2人に1人、女性では6人に1人に上っているとの報告がされています。

判定基準

  • ①BMI値が25以上 <BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)>
  • ②腹囲が(男性)85cm以上/(女性)90cm以上 <腹囲とはくびれているところではなく、へその高さの周囲計>
  • ③高血圧、高血糖、高脂血症のうち2つ以上あてはまる(高血圧)最大血圧130mmHg以上、または最小血圧85mmHg以上(高血糖)空腹時血糖値110mg/dl以上(高脂血症)中性脂肪が150ml/dl以上、またはHDLコレステロールが40ml/dl未満

上記の3つがあてはまると、“メタボリック症候群”と診断されます。

“メタボリック症候群”が引き起こす病気

・高血圧・高血糖(糖尿病)・高脂血症・狭心症・心筋梗塞・脳出血・脳梗塞・脂肪肝・高尿酸血症・痛風・急性膵炎・がん・腰痛・関節痛・肩こりetc.

特定健診

厚生労働省は2008年より、40~74歳の被保険者を対象に、「内臓脂肪型肥満」に着目した生活習慣病予防のための特定健診、いわゆるメタボ健診と、“メタボリック症候群”と判定された人に対する生活指導の実施を保険者に義務づけています。

生活習慣でチェック!あなたの“メタボ度”は!?

該当するものにチェックを入れて下さい。

  • 腹囲が(男性)85cm以上/(女性)90cm以上
  • 10年間でウエストが10cm以上増えている
  • 10年間で体重が5kg以上増えている
  • 両親ともに肥満である
  • 高血圧だと指摘されたことがある
  • 糖尿病の気があると指摘されたことがある
  • 3年前の洋服がまったく着られない
  • お腹の皮膚がパンパンに張っていて指でつまめない
  • 腕や脚は太くないのにお腹だけがぽっこり出ている
  • ベルトをしなくてもズボンがずり落ちない
  • 食べる量は昔とかわらないのに太ってきた
  • 塩気の強い味が好き
  • 甘い物が好き
  • 朝食を食べない
  • 夜食をよく食べる
  • 間食が多い
  • たばこを吸う
  • 食事の栄養バランスはとくに気にしない
  • 汁物の汁は残さず飲み干す
  • 野菜より肉が好き
  • 脂っこいものが好き
  • 「飲みすぎ」の頻度が週に2回以上ある
  • 定期的な運動をしていない
  • 1日の歩行時間が合計1時間未満
  • 外出には車を使うことが多い
  • 「面倒くさがり屋」を自認している
  • 駅の階段はだいたいエスカレーターを使う
  • 運動にチャレンジしてみるが長続きしない
  • 休日はごろ寝していることが多い
  • 運動するとたいした運動量でなくても毎回筋肉痛になる
  • 運動中に何度かケガをしたことがある
  • この1年、本格的なスポーツをした覚えがない

チェックが20個以上 ⇒ かなり危険です!!!

すでに“メタボリック症候群”が進行している可能性が高いです。食生活の改善と運動を中心に内臓脂肪を減らす努力が必要です。また、内臓脂肪以外の危険因子(高血圧、高血糖、高脂血症)を合併している可能性も高いので注意しましょう。

チェックが10~19個 ⇒ 要注意です!!

現在の生活習慣を続けると“メタボリック症候群”の仲間入りをする可能性があります。チェックをつけた項目を中心に生活習慣を見直し、改善しましょう。早目のケアで深刻な状況を回避しましょう。

チェックが10個未満 ⇒ 今のところはセーフです!

今のところ“メタボリック症候群”の危険度は低いようです。現在のライフスタイルを継続しましょう。また、加齢により身体は変化をしますので、腹囲や体重の計測は定期的に行うようにすることをおすすめします。

※ただし、チェック項目が20個未満でも、最初の項目(赤字)をチェックしたあなたは、それだけでかなり危険ですのでご注意下さい。

“メタボリック症候群”のベースとなる“内臓脂肪”とは?

体脂肪は身体のどこにつくかによって2つのタイプがあり、“皮下脂肪”と“内臓脂肪”に分けられます。

《皮下脂肪の特徴》

下腹部や腰の周り、太もも、おしりの周りなどの皮膚のすぐ下につく脂肪を“皮下脂肪”といい、このタイプの肥満は“皮下脂肪型肥満”と呼ばれ、その体型から“洋なし型肥満”とも呼ばれている。“メタボリック症候群”とはあまり関係がない。見た目が太っている人や女性に多い。脂肪を指でつまむことができる。一度溜まると落ちにくい。

《内臓脂肪の特徴》

内臓の周り、とくに腸間膜などにたまった脂肪を“内臓脂肪”といい、このタイプの肥満は、“内臓脂肪型肥満”と呼ばれ、その体型から、“りんご型肥満”とも呼ばれている。“メタボリック症候群”と深い関係がある。男性に多い。お腹がでているのに、張りがあり指でつまみにくい。“皮下脂肪”は少なく、一見それほど太って見えないため“隠れ肥満”とも呼ばれることもある。溜まりやすいが、落ちやすい。

“内臓脂肪”がつきやすい人

・やせの大食い・手足に対してウエストが太い・ダイエットのあとリバウンドしたことがある人・運動不足の人

【“体脂肪”のミニ知識】体脂肪計の裏技!

最近は、家庭にも体脂肪計があることが一般的になってきました。体脂肪計は、微弱な電流を通して身体の抵抗を測ることで体脂肪率を計算します。その種類は、両足測定タイプ(体重計型)、両手測定タイプ(ハンドル型)と両足両手測定タイプ(体重計+ハンドル型)と3種類に分けられます。両手両足測定タイプは全身の体脂肪率が測定できますが、両足測定タイプは下半身、両手測定タイプは上半身を中心に電流を流すため、体脂肪率も微妙に違ってきます。

そこで裏技です!両足測定タイプと両手測定タイプを使用する場合は、測定部分の電極版に片方は足、もう片方は手を当てて測定すれば、全身の体脂肪が意外と正確にわかるのです。より正確に測るには、ちょっと苦しい体勢になりますが、なるべく手足を伸ばすことがポイントになります。お持ちの方は、ぜひ1度お試し下さい!

日常生活で簡単に始められる“内臓脂肪”対策

“メタボリック症候群”の予防には“内臓脂肪”を改善することが最も大切です!!

食生活のポイント

・青魚・豚肉・根菜・ゴーヤー・たまねぎ・きのこ・海藻・こんにゃく・キャベツ・トマトの缶詰・モロヘイヤ・オリーブオイル・アボカド・オレンジ・バナナ・キウイ・唐辛子・こしょう・しょうが・納豆・ヨーグルトetc.

おすすめ飲み物

・緑茶・ウーロン茶・コーヒー・杜仲茶etc.

おすすめ日常動作

・つねに背筋を伸ばして姿勢を良くする・早足で歩く・階段を使う・電車では座らずに姿勢を意識して立つ・座ったときは背もたれに寄りかからず、お腹にぐっと力を入れて姿勢をキープする・深呼吸をする・伸びをする

おすすめのアロマ(芳香浴)

・レモン・ジュニパーベリー・グレープフルーツ・ローズマリー

おすすめ生活習慣

・体重や体脂肪率をこまめにはかり記録する・睡眠をしっかり取る・ゆっくり入浴する・趣味を持つ

おすすめのツボ

ツボをやさしく刺激しましょう。

【中かん】へそとみぞおちを結んだ線の真ん中

【大 横】へその両側、指幅5本分横

【豊 隆】膝の皿の外側の下のくぼみと、外くるぶしの前のくぼみを

結んだ線の真ん中で、筋肉と筋肉の間のくぼみにある

(刺激方法あれこれ)

・指で軽く押す

・爪楊枝10~20本位を束にしてとめたものをトントントンと軽くあてる

・せんねん灸をすえる

・ドライヤー灸をあてる

・数本束ねた線香を近づける

できそうなものから生活に取り入れてみましょう!

いかがでしたか?知ってそうで知らない“メタボリック症候群”、思ったよりも怖いものだということがわかったのではないでしょうか?

人間の基礎代謝は、25歳を過ぎた頃から徐々に減少します。また、運動量もしだいに減少しますので、必要とするエネルギーは少なくなっていきます。それにもかかわらず、若いころと同じ食事をしていれば、運動量を増やさないかぎり、確実に太っていくことになります。

つまり、多くの場合、25歳を過ぎてから増えた体重というのは、ほとんどが脂肪だということです。加齢とともに肥満のリスクは確実に高まっていきます。正しく知ることで、意識も変わり予防、改善につながります。

“内臓脂肪”を減らす運動やトレーニングは色々ありますが、生活習慣や日常動作を意識するだけでも立派な対策やエクササイズになります!「“内臓脂肪”は溜まりやすくて、落ちやすい」ということを忘れずに、あせらず、気負わず、気長に続けられる様に、できることから始めてみてはいかがでしょうか。