title

あんまマッサージ指圧師・鍼灸師 ぱんだ先生
2014年6月12日公開

 

雨ですね…紫陽花がきれいな季節です。今年も梅雨がやってきました。

つい先日までは、今年は梅雨入りが遅くなるとの予報でしたが、ふたを開けて見れば、平年よりも少し早めの梅雨入りでしたね。
関東では、平年より3日、昨年より5日ほど早く、6月5日に梅雨入りが宣言されました。関東の平年の梅雨明けは7月21日頃ですので、約1ヵ月半の梅雨とのお付き合いが始まったわけです。

梅雨は、日本や近隣の東アジアでしか見られない特有の気候です。梅雨入りは春の終わりを告げ、梅雨明けは本格的な夏の到来を意味します。
春から夏への季節の変わり目にあたる梅雨は、五行の“土”、五臓では“脾”の季節です。

梅雨と身体の変化

この時期は、特に湿気を不快に感じる季節です。汗が乾きにくかったり、雨に濡れたり、室内に湿気がこもったりすると、体にも「湿」がたまりやすくなります。体に溜まりやすい「湿」を最も嫌う五臓は“脾”です。“脾”には食物を消化吸収し、全身に送り出す役割があります。「湿」が“脾”に入ると、その働きに変調をきたし、食欲異常、胃腸障害、倦怠感、疲労感など様々な症状を表します。

温暖湿潤気候である日本は、湿度が高いため、多くの人が“脾”の変調を抱え、この時期に体調不良に悩まされていることでしょう。

そんなあなたは、梅雨に体調を崩しやすい『脾タイプ』の“梅子さん&梅彦さん”の可能性大です。

  • むくみやすい
  • くよくよしやすい、心配性
  • よく下痢や便秘をする
  • 甘いものが好き
  • 口臭が気になる
  • 顔の左右差が大きい
  • O脚
  • 整理整頓が苦手
  • 損得勘定で物事を考えない
  • 理論よりも感覚で動く
  • よくお腹が鳴る
  • 水太りしている、もしくは痩せている
  • 「~したいんですけどぉ」が口癖
  • 手足がだるく、動かしづらい
  • 緊張するとみぞおちが硬くなる
  • よく胃が痛くなる
  • 雨の日に体調が悪くなる
  • 昼食後に眠くなる
  • 口角炎、口内炎ができやすい
  • ストレス発散にはおしゃべりが1番
  • 髪が細くしなやか
  • あざができやすい、皮下出血
  • 世話好き
  • 絵画や音楽など芸術的なことが好き
  • 皮膚の色が黄色っぽい
  • 食欲不振、もしくは過食気味
  • 頭部が大きく手足が短い

“梅子さん&梅彦さん“はこんな性格

人あたりが良く社交的。母性が強くおおらかで、包容力があり、どっしりと構えていて、周囲から頼られる存在です。抜群なユーモアのセンスと笑顔で場の空気を明るくします。美しいもの、きれいなものを好み、食べることも大好きで、グルメにも関心が高く、おおいにこだわります。

しかし、思慮深く堅実なところがある一方、ちょっとしたことでくよくよ思い悩んだり、自信喪失に陥ったりする傾向があります。

つねに周囲の調和に心を配り、争いを避けるため、自分の感情を主張できずストレスを溜め込むことになります。

これが続くと、好きな人に意地悪をしてみたり、あまのじゃくになってみたりと、主張がゆがんだ形で出てくることになりかねません。自分らしさを取り戻すための気分転換が大切です。

“梅子さん&梅彦さん“がバランスを崩した時の身体のサイン

  • 口唇の症状:唇の荒れ、口角炎、口内炎
  • 胃腸の症状:胃痛、胃部不快感、便秘、下痢、吐き気、嘔吐、しゃっくり
  • 手足の症状:むくみ、だるさ
  • 全身の症状:倦怠感、立ちくらみ、低血圧
  • 精神的症状:食欲不振、過食、思い悩む、くよくよする

“梅子さん&梅彦さん“が梅雨を乗り切るためのポイント

身体の中に「湿」を溜め込まない様にすることが重要です。

生もの(お刺身、果物、生野菜など)は多食せず、冷たい飲み物の取り過ぎを避けましょう。胃腸の弱い方は意識して消化がよいもの、温かいものを選ぶようにしましょう。
この時期は“梅雨寒”といわれる、温度の変化への配慮も必要です。一度暑くなると、ついつい薄着になり、急な温度の低下に対応できずに、体調を崩してしまうケースが多くあります。脱ぎ着ができる薄手の上着や、ショールなどを持ち歩くことをおすすめします。

また、軽い運動や入浴(手浴、足浴)、サウナなどで循環をよくして代謝を高めながら、余分な水分(湿)を汗として排泄するのも1つの方法です。

“梅子さん&梅彦さん“へのおすすめ養生法

  • 食事は適量(たくさん食べ過ぎない)
  • 冷たい食べ物、飲み物は控えめに
  • くたびれる位に身体を使い、夜はしっかり睡眠を取り、たっぷり休む
  • 脾に効く食材:さつまいも、やまいも、そら豆、大豆、豆腐、かぼちゃ、にんにく、パイナップル、パセリ、ピーマン、黒砂糖、はちみつ、紅茶 etc.
  • 昼寝をする

長く続く雨で、洗濯物は乾かず、室内は湿気でジメジメ、気分も憂うつに…と、梅雨にマイナスイメージを持っている方は多いと思います。
が、しかし
降り注ぐ雨は、母なる大地を潤し、木々や動植物を育みます。私たちも、その恩恵を受けて生きています。
イベントに雨は厳禁!ましてや、旅行に行くなら晴天を望むのがひとの子というものです。
でも、雨の京都や鎌倉などの古都を訪れると、濡れた樹木やお寺の風景が一段と映えて、趣があって感動も一入です。思わず「雨で良かった」と思ってしまうほどです。
最近は、おしゃれなレインシューズや楽しいレイングッズがたくさん出ています。飲食店などでは、”雨の日割引き”や”雨の日サービス”を取り入れて入るところも増えているようです。
自分なりの、雨の日の楽しみ方を見つけて、こころはいつも晴れやかに、この梅雨を乗り切りましょう!!

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。


 

この特集を見た人は、こちらの記事も見ています。

  • はりQメルマガなんと今ならメルマガ登録で、パンダ先生があなたの質問に応えてくれます!

  • フリーワード先生検索

  • 全サイトコンテンツ検索

  • 特集バックナンバー一覧

  • はりQスマホ版サイト

    スマートフォンでも同一コンテンツがご覧いただけます。
  •  
    【東洋医学はりQ】は鍼灸(針灸)など国家資格の東洋医学について様々な治療院をご紹介!
    「季刊連載 季節と身体②「梅雨と脾 ~あなたは梅子さん&梅彦さん?~」 」について東洋医学がお答えします。