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あんまマッサージ指圧師・鍼灸師
ぱんだ先生 2014年1月8日公開

明けましておめでとうございます!

みなさん、お正月はゆっくり休みましたか?それとも、旅行で気分一新リフレッシュでしょうか?
年末年始は、忘年会、クリスマス、お正月、新年会などなど、お酒を飲む機会が多いものです。

近年、「赤ワインはがん抑制効果がある」とか、「適量の飲酒は心筋梗塞を起こしにくくする」など、お酒にまつわる良いニュースを耳にすることも多く、やはり「酒は百薬の長なのだ!」とついつい調子に乗り、飲みすぎて“”になっている、いえ、“毒”にしてしまっている事はないですか?私はしばしばあります…(^^;

そんなあなたと私のために、今回は、新年会対策として“二日酔い”を特集します!

◆飲んだお酒はどうなる?

アルコールは体内に入ると胃と小腸で吸収され、血液に溶け込んで全身へと拡散された後、肝臓へと運ばれます。そこでアルコールの約90%はアルコール脱水素酵素により肝臓で代謝され“アセトアルデヒド”という有害物質に分解されます。
この、“アセトアルデヒド”はアセトアルデヒド分解酵素により酢酸に分解されます。肝臓で分解しきれなかったアルコールは心臓に送られ全身を巡り、再び肝臓へ戻って分解されます。
酢酸は無害な物質で肝臓を出て全身を巡るうちに、やがて水と炭酸ガスに分解され体外へ排出されます。
また、アルコールの約10%は代謝されないまま、尿や汗、呼気(吐く息)として体外へ排出されます。
みなさん経験ありませんか?電車などで酔っぱらいが近くにいて酒臭かったこと…そうです、それは代謝されないまま呼気として出てきたアルコールのせいなのです。

【アルコール代謝】

アルコール→→→→→→→アセトアルデヒド→→→→酢酸→→→水・炭酸ガス
↑            ↑
アルコール脱水素酵素   アセトアルデヒド脱水素酵素

 

◆どうして“二日酔い”は起こるの?

体内に入ったアルコールが全て分解され、水と炭酸ガスになり体外へ排出されれば“二日酔い”は起こりません。
しかし、この代謝にはとても時間がかかり、ビール大瓶1本または日本酒1合に含まれるアルコール全てを分解するのに、約3時間かかると言われています。つまり、ビール3本(日本酒3合)になると約9時間かかると言う事です。
飲み過ぎにより肝臓の代謝能力が追いつかず、有害物質“アセトアルデヒド”が処理しきれないこと、お酒による胃・腸の障害や脱水などの複合的な要因によって、頭痛、めまい、吐き気、胃もたれなどの“二日酔い”の症状が現われます。またその際に、肝臓には脂肪が蓄積し、胃腸はアルコール性の急性胃炎自律神経のバランスが狂うことによる動悸、さらには血中の水分や電解質のバランスの崩れなど、その影響は全身に及ぶことがあります。

 

◆どうすれば“二日酔い”にならない?

「飲み過ぎない!!」 というのは当たり前ですが、わかっていても飲みすぎてしまうのがお酒の席です。ではどうすればよいのか?

・肝臓の代謝機能を高める成分を身体の中に取り入れる!

・アルコールの分解で大量に消費された水とエネルギーを補給する!

・尿や汗、呼気などによって、できる限り体外にアルコールを放出する!

この3つを取り入れることで“二日酔い”対策になります。

食べて予防!

おすすめおつまみ食材

枝豆、もずく・納豆・とろろ・なめこなど(ねばねば食材)、牡蛎、はまぐり、いか、たこ、えび、酢の物・マリネ、豆腐+薬味(ねぎ・生姜・みょうが・大葉など)、ほうれん草、ごま、柿、ナッツ類、トマト

飲んで予防!

おすすめドリンク+α

梅干、レモン、お酢、お茶(日本茶・紅茶・烏龍茶)、トマトジュース

やって予防!

おすすめ飲酒後ケア

・水、お茶を飲む・深呼吸・帰り道一駅歩く ※ふらふらしている場合はNG・酸素水を飲む、酸素吸入・カラオケ・カイロで腹部、背部を温める(飲酒中、帰宅中)

 

◆それでも“二日酔い”になってしまったら?

やってみよう! ・深呼吸・カイロで腹部、背部を温める・右側(肝臓側)を下にして寝る(午後11時から午前2時の間にしっかり眠ると効果大)・酸素吸入
飲んでみよう! 酸素水、コーヒー(ミルク入り)、お茶(日本茶・紅茶・烏龍茶)、100%グレープフルーツジュース、味噌汁、トマトジュース
食べてみよう! 柿、バナナ、大根おろし、生卵、じゃがいも、ごま、しじみ、舞茸(熱に溶けやすいのでゆで汁も一緒に摂取)、あんこ(小豆)、カレー

ひどい

“二日酔い”の

最終手段

嘔吐や脱水症状がひどい場合には、病院で点滴をしてもらうことをおすすめします。即効性があり確実に回復します。じつは、私、経験者です…
やってはいけない “二日酔い”の頭痛に鎮痛剤を飲むのは危険です。アルコールと薬を分解する酵素は同じなので、まだ体内にアルコールが残っている状態で薬を飲むと酵素はアルコールと薬の両方に作用するため、薬の分解が不十分になり、必要以上に効いてしまい、強い副作用がでる可能性があるのです。

 

◆東洋医学的に見た「二日酔い」の状態

消化吸収と密接な関係にある“脾”と自律神経と関係の深い“肝”の変動により、調和が乱れて不調が起きると考えられます。

・気が上半身に上がって滞った状態 → (現われる症状)頭痛、胃もたれ、吐き気など
・体内に熱がこもった状態     → (現われる症状)吐き気、口渇、頭痛、濃い色の尿、ほてりなど
・体内の水分が過剰な状態     → (現われる症状)頭痛、吐き気、むくみ、下痢、倦怠感、多汗など

 

「身近なものを使って“二日酔い”に効果的なツボを刺激してみましょう」 ⇒ 続きはこちらから

 


 

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