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あんまマッサージ指圧師・鍼灸師 ぱんだ先生
2013年12月4日公開

 

北風の冷たさをはっきりと感じるようになり、朝晩の冷え込みも厳しくなって“冷え性”さんにはつらい季節になりましたね。

 

「あなたの体はどうですか?“冷え”ていませんか?」

次のチェックリストの項目いくつあてはまりますか?

□午前10時の体温が36.5℃以下 □顔は赤いが唇や歯茎は紫色
□手足は温かいがお腹は冷たい □冬は風呂上りでもすぐに手足が冷たくなる
□清涼飲料水が好き □果物が好き
□入浴はシャワーのみ □やたらと汗をかく
□目の下にクマがある □青あざができやすい
□生理不順、不正出血がある □痔による出血がある

当てはまった数で、あなたの「冷え度」が分かります!

◆0個      →冷え度   0%  :“冷え”とは無縁です。油断せずにその調子で行きましょう。

◆1~4個 →冷え度  50%  :“冷え”つつあります。まだ間に合います、生活習慣の見直しを。

◆5~8個 →冷え度  75%  :かなり“冷え”てます。すでに冷えによる不調がでているのでは..

◆9個以上→冷え度 100%  :完全に“冷え”てます。冷えが慢性化して病気に発展している可能性も..

◆ただし、青色の項目が1つでも当てはまった場合は“隠れ冷え体質”です。ご注意下さい..

 

結果はいかがでしたか?「えっ、自分が冷えているなんて思わなかった…」という方も多いのでは!?

女性に多い“冷え性”ですが、最近は男性や子供にも増えているそうです。その大きな要因に“低体温”があります。

 

「あなたの平熱は何度ですか?」

現代人の平均体温は35℃台と言われています。ちなみに、わたしは35.9℃です。

一方、約50年前に行われた日本人の平均体温の調査では、約36.9℃という結果が報告されました。高いですよね!?私にとっては平熱より1℃も高いので、微熱で体が少しキツク感じるくらいの体温です。

約50年の間に、日本人の体温は約1℃も下がっているということになります。

 

では、体が冷えること(低体温)で、どんなことが起こるのでしょう?

<体温変化による体の状態>

↓36.5℃        :健康体

↓36.0℃        :震えて熱をつくる、疲れやすい(やや免疫力低下)

↓35.5℃        :日常的に続くと自律神経失調症、排泄機能低下、アレルギー症状が出現(免疫システムの乱れ)

↓35.0℃        :がん細胞が最も増殖する(免疫システムが正常に機能せず)

↓34.0℃        :溺れた人が回復できるギリギリの体温

↓33.0℃        :凍死寸前、幻覚が現われる

↓30.0℃        :意識がなくなる

↓27.0℃        :死体の体温

 

<体温低下によっておこる体の変化>

▼ 免疫力は体温が1℃下がるごとに約30%低下する。(↑体温が1℃上昇すると免疫力は5~6倍UPする)

▼ 体温の低下により交感神経が興奮し緊張状態が続くことで自律神経の異常が起こる。

▼ ストレスに対抗する神経伝達物質であるセロトニンが減少。

▼ 消化、吸収、代謝、排泄などに深く関りを持つ酵素は37℃でもっとも活性化し1℃下がると活性が半分に減少。

▼ 基礎代謝は体温が1℃下がると約12%低下。

上記の現象により出現する不調の一部です。

・頭痛      ・のぼせ     ・めまい、耳鳴り       ・歯茎の出血     ・吐き気        ・血圧上昇
・イライラ      ・動悸          ・肩こり              ・下肢静脈瘤    ・月経困難症    ・腰痛
・頻尿         ・痔            ・下痢          ・便秘          ・むくみ              ・肥満
・しみ         ・くすみ、クマ  ・しわ          ・たるみ            ・ニキビ        ・白髪  など

さらに、ひどくなると様々な病気を引き起こします。

・風邪、気管支炎       ・皮膚の炎症、湿疹      ・アレルギー    ・動脈硬化      ・高血圧
・血栓               ・緑内障             ・高脂血症      ・がん          ・不妊症
・膀胱炎           ・パニック障害          ・うつ          ・統合失調症    ・認知症 など

このように、“冷え”は「万病のもと」だと言う事がわかります。

しかし、現代(西洋)医学には“冷え”という病名は存在しないため、循環不全の一種と捉えるにとどまり、出た症状だけを見て処置をする対症療法にすぎず、根本的な治療が難しいのです。

東洋医学では、“冷え”は「気・血・水」や「五臓」の不調和で起こるとされ非常に重視されています。“冷え”の原因は様々ですが、東洋医学の場合は、体全体から症状を判断し、どこに原因があるのかを見極めて治療するのが特徴なので、根本治療が可能です。

まだ軽い“冷え性“のうちは、生活習慣の改善やセルフケアによって十分に改善が期待できます。

今すぐに出来ることから始めてみましょう!!

 

<おすすめ“冷え性”対策>

・ぬるめのお風呂にゆっくり(38~40℃)  ・上がり湯は少し冷たく感じるくらいの温度で

・上は薄く、下は厚いものを身につける    ・体を締め付けるものは着ない

・暖かな空気をまとう様な服装            ・腹巻き、毛糸のパンツは女性の味方

・足首、襟首は温かく                    ・適度な運動

・体を温める食べ物をとる                        ・食材に火を通して食べる

・冷たいものは摂らない                  ・甘いものは控える

・旬のものを食べる                      ・和食がおすすめ

・コーヒー、緑茶よりも紅茶、ほうじ茶    ・砂糖は入れない

・早寝早起き、規則正しい生活を          ・肌着は吸湿性がよいものを、絹がおすすめ

 

<簡易お灸セルフケア>

お灸の代わりとして、“貼るカイロ”または“ドライヤー”を使って冷えている部分、不調のある部分を温めてみましょう。

◆貼るカイロを使用する場合の注意点

・必ず肌着や服の上に貼る(肌に直接貼らない)

・長時間貼りすぎない(就寝中ずっとなど)

・違和感(熱い、痛い、かゆいなど)を感じたらすぐ取り外す

・楽になったらすぐに取り外す

◆ドライヤーを使用する場合の注意点

・10cm以上離して温風をあてる

・温風をあてる時間は長くても1分位を目安にする(長時間あてない)

・違和感(熱い、痛い、かゆいなど)を感じたらすぐやめる

・顔、粘膜、けがをしているところ、炎症がある場所にはやらない

・乾燥肌、肌荒れが気になる場合は肌着やタオルの上から温風をあてる

 

まずは、“冷え性対策”と“簡易お灸セルフケア”を試してみて下さい。そして、それでも症状が改善されないような“慢性冷え性”の場合は、ぜひ1度、鍼灸院で治療を受けることをおすすめします。

 

最近では“温活”などと言う言葉も生まれ、「体を温める」、「体温を上げる」ということが注目され始めています。

生姜を使った食べ物が流行ったり、生姜のチューブを持ち歩き何にでも生姜を入れる「ジンジャラー」なども“温活”の一種と言えます。

わたしの最近の“温活”は、ビールをやめて焼酎のお湯割りに変えました!これも立派な“温活”なのです。

みなさんもこんなレベルから“温活”スタートしてみてはいかがでしょうか?

 

我慢せずに“冷え”のない快適な生活を目指してみませんか!

 

 

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

 


 

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