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あんまマッサージ指圧師・鍼灸師 ぱんだ先生
2013年11月20日公開

 

ニューヨークに住む30代独身女性4人の日常を描いたアメリカのドラマ「SEX AND THE CITY」。世界中で社会現象を巻き起こし、日本でも話題となったこのドラマをご存知の方も多いと思います。

その中に、主人公4人組の中の1人であるシャーロットが、不妊に悩み鍼灸治療を受けているシーンが出てきます。このことから、アメリカでも鍼灸治療が普及していることがわかります。

 

現在、鍼灸治療は日本・中国・韓国などのアジアだけでなく、欧米諸国にも広がり、世界100ヵ国以上で採用されています。1997年にアメリカ国立衛生研究所が、2000年にはイギリスの医師会が鍼灸治療の有効性を承認し、世界保健機関(WHO)が正当な医療として鍼灸治療を承認しています。

 

アメリカでは鍼灸治療の認知度は高く、医療従事者も一般の患者も東洋医学と現代西洋医学、どちらが優れているという視点ではなく、治療の選択肢の1つとして同じ扱いで考えられている様です。

アメリカには公的医療制度がないため、ほとんどの人は民間の保険会社の医療保険に加入します。鍼灸治療は、現代西洋医学にくらべて医療費のコストが安いため、保険会社は積極的に保険診療の対象に加え、特典などもつけていることが多く、患者も安上がりな鍼灸治療を日常的に選択するようになっています。

また、東洋医学の「人間が本来持っている自然治癒力を引き出す治療法」が、近年増加している自然派志向の富裕層に受けていることも飛躍的な普及の後押しをしているようです。

なんと、アメリカでは10月24日を「鍼と東洋医学の日(Acupuncture and Oriental Medicine Day)」として、毎年様々なイベントを開催し、鍼と東洋医学の認知と理解を広めようという周知活動を10年以上続けているのです。この様な地道な努力も鍼灸の認知度UPに繋がっている様です。

 

イギリスでも、鍼灸治療は盛んでその施術者数も増加しています。イギリスでは国民保健サービス(NHS)の病院では、出産やペインクリニック、がん患者ケアなどで、鍼灸治療を保険適応(その多くは無料)で受けることができます。この制度には、チャールズ皇太子が鍼灸治療を好み、先頭に立って鍼灸をはじめとする補完代替医療(CAM)の普及を支援する団体に資金を提供し後援者となり強い後押しがあったと言われています。

 

ドイツは主要先進国のなかで最もCAMが盛んであり、医師にはCAMの知識が必須であり、ペインクリニックでは約80%が鍼灸治療を実施しているという報告もあります。疾患によっては健康保険も適用され需要が高まっています。また、医師の約10%がCAMを行っており、鍼灸を学ぶ医師も増えているそうです。

ドイツの鍼灸普及率の高さを裏付けるものとして、鍼灸師なら誰もが知っている日本の鍼製造メーカー「セイリン」の唯一の海外支社がドイツにあるほどです。

 

イタリアでは1990年代から東洋医学がポピュラーなものとなり、近年、鍼灸治療に対する関心がとても高まっています。鍼灸受療率は約4%と言われていて、国立病院や市立病院では、鍼灸治療に健康保険が適応されています。

 

ではここで問題です!日本の鍼灸受療率はどの位だと思いますか?


 

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