special-vol3

あんまマッサージ指圧師・鍼灸師 ぱんだ先生
2013年9月19日公開

 

「体調はいかがですか?」この質問にあなたはどう答えますか?
「肩こりや生理痛、便秘はあるけどいつものこと。病院に行くほどでもないし、特に体調が悪いわけではないかなぁ」などと思っていませんか?

人は不調が続くとそれに慣れてしまい、それが普通だと思ってしまいます。
特に女性は男性に比べ痛みに強いと言われています。その結果、病気のシグナルである小さな不調を見過ごし、ひどくなってから病院を受診するようなケースが多くあります。

さらに、女性の身体は、毎月の月経によるホルモン変動、年齢によるホルモン変動があるため、もともと男性よりも身体に表われる変化が大きく、心身のバランスを崩しやすい状況にあります。

東洋医学のバイブル的書物「黄帝内経」には、「女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢の時に身体が変化する」とあります。

【7の倍数で変化する女性のからだ】

  • 7歳:永久歯に生え変わる
  • 14歳:初潮を迎える
  • 21歳:女性の身体ができあがる
  • 28歳:女性として身体が最も充実する
  • 35歳:容姿の衰えが見え始める
  • 42歳:白髪が目立ち始める
  • 49歳:閉経

上記の様に女性のからだには7年ごとに変化の節目があるということですね。
「黄帝内経」は、約2000年前に書かれたものですが、現代でも平均初潮は12歳、平均閉経は50歳であり、女性の身体が変化するスピードは2000年前と大きく変わっていないことが分かります。

同じ様にからだの不調も女性のからだが変化することにより、現れる不調も変わってきます。

 (思春期) 摂食障害、生理不順、月経困難症、PMS(月経前緊張症)など

 (成人期) 不妊、子宮筋腫、子宮内膜症、片頭痛、冷え、アトピー性皮膚炎など

 (更年期) のぼせ、ほてり、不眠、めまい・耳鳴り、関節痛、倦怠感、尿失禁など

 (老年期) 高血圧、糖尿病、老眼、関節痛、骨粗しょう症など

女性の不調にはホルモンバランス、精神的、社会的な要因が絡むことも多くあります。
身体の不調として多彩な症状が現れる反面、西洋医学的検査では異常が発見できずに、病気ではないと診断されることも多くあります。その為、余計に「原因不明の悪い病気なのでは」と思い込み、肉体的・精神的に追い詰められてしまい、症状が悪化してしまうという悪循環が存在します。
近年、この悪循環を断ち切る為に「女性外来」が開設され話題となっています。
日本最古の医学書「医心方」にも、「婦人の病は男子に比して十倍治し難し」とあり、昔から女性の身体に起こる病気は複雑だったことがわかります。