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葛西はりきゅう漢方治療室(葛西)/國定先生
no.48 2013-04-23

 

夏に向かって、ダイエットをしようと考えている方は結構いらっしゃると思います。
そんな方たちの出鼻をくじくようなことを言ってしまって申し訳ないのですが、失敗する方たちのパターンを指摘してみます。

すごく効果が期待できそうでパッと思いつくダイエットの方法は、ジムやプールなどに通って運動することですね。
ところが、この方法には大きな落とし穴がありました。

体重は単純に引き算ですから、
飲食で摂取した総カロリー-(基礎代謝で消費されるカロリー+日常生活や運動で燃焼したカロリー)=脂肪として蓄積されるカロリー
という図式が成り立ちます。

現在の食生活と生活習慣で体重の増減がないとしたら、それが適正な安定代謝ということになります。
しかし、ダイエットするためにはこのバランスを意識的に崩さなければなりませんから、ちょっとした我慢が必要になってくるのです。

例えば、飲食量をまったく増やさずに運動だけを生活に増やせば、ダイエットは理論的に絶対に失敗はありません。
これを3ヶ月続けられる方はダイエットに関しては問題はありません。(あまりストイックになりすぎるとメンタル面の問題が生じることがありますのでご注意を)
しかし皆さん、経験あると思いますが、運動するとお腹が減るんです。
この不快感に耐えられるかどうかが問題なのです。ほとんどの方は、これに耐えられず、運動をやめてしまうか、運動は続けても、運動で起こる空腹を満たすように食事量を増やしてしまい失敗することが多いです。

最初の3週間くらいは表面近くの水分が汗や運動による強制代謝で抜けるので体重減少が楽しく、また強い意志にも支えられて頑張れるのですが、そこから体重はまったくといっていいほど減らなくなります。
これは、体重減少を生命力の低下と認知し、同じ運動をしていても備蓄エネルギーを節約しようとする生命維持機能が働き始めるからです。
減ったら使わない、家計と一緒ですね。
この状態をやり過ぎない程度に越えていかなければなりません。

次なる問題は運動を止めた時です。

先ほどの引き算から予測できるように、引くものが減るわけですから、体重は必ず増加します。必ずです。
というか、以前よりも増えてしまう、いわゆるリバウンドを起こすことが多いようです。
これは、体重減少という生命の危機を引き起こさないように身体が学習し、以前にも増して、よりたくさんのエネルギー(基本的に脂肪)を備蓄しようとするからです。

じゃあ、どうしましょう?
軽度の運動でほんの少しだけ代謝を上げ、食事量はそのまま。全身の血流量を向上させるために肩こり、腰痛、むくみを少しでも改善して行くことが遠いようで最も効率の良いダイエットなのです。
また、月並みですがストレスを溜めないことも大事です。
そうそう、摂取カロリーには飲料も含まれますから、人工甘味料の項も参照にしてくださいね。
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