平瀬徹先生「魔法の手から生まれる確かな技術とジャズのメロディー」

<<Profile>>平瀬徹先生プロフィール

昭和60年3月、あんま・マッサージ師、はり師、きゅう師免許取得
名古屋市内の鍼灸院に二年勤務後、
昭和62年4月よりひらせ鍼灸院開業
現在、日本鍼灸師会IT委員として、視覚障害者でも電子カルテ管理や健保のレセプト作成ができるDKシステムの開発に、当事者として関わっています。

ひらせ鍼灸院

愛知県名古屋市中川区服部4-1603-2
JR関西本線春田駅
名古屋市営バス服部
http://www.yoihari.net

 
 

※ご予約の際は「はりQを見た」と伝えるとスムーズです。

<<Interview>>平瀬徹先生インタビュー

 

―鍼灸師としてのキャリアは何年ですか?また症例件数はどのくらいですか?

平瀬先生:今年(2015年)の3月末で開業して28年、勤務を含めるとキャリアは30年になります。きちんとした数字は出していないのですが、同じ患者さんでも違う症状で来院されている方も多いので、症例としては15,000件は超えていると思います。
来院して下さった患者さんの数は、平成13年に電子カルテを導入してからの3,000人分余りしか残っていませんが、おそらく6,000人は超えていると思います。

 

―治療を行ううえで、先生が最も大切にしていることはなんですか?

平瀬先生:患者さんとの信頼関係を築くことです。
名古屋人が毎日朝食を喫茶店のモーニングサービスで済ませるように、気軽に来院していただけるような雰囲気作りを心がけています。
よく「先生の手は魔法の手だね」と言われます。でも、手品ではないので種も仕掛けもあります。「どんな病でも任せとけ、西洋医学の力を借りなくても治してやる」と他の鍼灸院で言われたとおっしゃっていた患者さんもいらっしゃいます。しかし、私は占い師ではないので脈を診ただけで何も聞かずに治す力もありません。患者さんに病状を気軽にお話しいただく中で、何が問題なのかを一緒に見つけだし、自然治癒力を導きだすお手伝いをさせていただいているだけです。

 

―鍼灸の治療とはどういうものなのか、一般の人にも理解できるように教えてください。

平瀬先生:鍼灸とは、私たち鍼灸師が問題が起きている部位を患者さんご自身の白血球などに教えてあげることだと思います。
鍼をすると微細な傷がつきます。するとその傷を修復しようと血液が集まってきます。でも、鍼による傷は本当に微細なもの。そしてそこには本質的な問題が起きているので、一緒に修復する力が働くのだと思います。
あくまでも治すのは患者さんの力であり、欲張りすぎると、血液が分散してしまうので、治そうとする力も分散してしまうと考えます。
また、副作用が絶対ないとは言いません。治療のしすぎが逆効果になることもあります。「もう少し楽になりたい」「ここも楽にしてあげたい」という気持ちが患者さん自身の治そうとする力を分散させてしまうことになります。そして、お灸は鍼の効果がなくなったころから効き始め、効果を持続させます。自分や家族の治療は、欲張りすぎたりわがままを言ったりして、治りが遅くなります。

 

―特に印象に残っている患者さんはいますか?エピソードや治療経過を教えてください。

平瀬先生:妊娠八カ月を過ぎてから逆子で来院された患者さんが、出産直前に正常位になり、安産された例が二例あります。患者さんにもとても感謝されました。

 

―レントゲンやCTなどを使わなくても、患者さんの身体的問題がわかるのはなぜですか?

平瀬先生:私は必要があると思うときは病院での検査をおすすめし、鍼灸の同意書を書いていただいている先生にご紹介させていただいています。お医者さんとの信頼関係を築くことも大切だと思います。「この病状は鍼灸のほうが早いから」とお医者さんから患者さんを紹介していただくこともあります。しかし、脳の内蔵を支配している神経が同時に皮膚に近い部分を受け持っていることもあるので、皮膚の触診である程度問題を導きだすこともできると思います。

 

―2、3回通っただけで通院しなくなる患者さんがいるそうですが、そういった人たちにアドバイスをお願いします。

平瀬先生:東洋医学の治療は気の調整が重要です。気には、空気、電気、やる気、元気のように目に見えないものも含まれます。治療する私たちと患者さんとの気が合わなければ効果が出ないこともあります。これは西洋医学も同じだと思いますが「あちこち通ったけれど結局治らない」とおっしゃる患者さんの中には、一回行っただけで効かなかったと判断される方もいらっしゃいます。先生や医療機関によって治療方針も違いますから、少なくとも同じ先生に一カ月くらいは診ていただいて、効果がないと思われましたら他の先生にかかられてはいかがでしょうか。
私は、他の先生が三回かかるものは一回で、五回かかるものは三回で楽にして差し上げたい、という心意気で日々患者さんに施術させていただいています。

 

―先生が特に得意とする症状を教えて下さい。

平瀬先生:当日発症したギックリ腰や寝違いなら、九割は一回の治療で治しています。

 

―治療の効果が、早く出る人と出にくい人はいますか?それはどういう理由によるものですか?

平瀬先生:糖尿病のように免疫力が低下する持病をお持ちの方は、なかなか鍼灸の効果が出にくいと思われます。痛みの治療よりも、根本になっている血糖値を調整する治療を先にする必要があると思います。

 

―先生の治療院の特徴を教えてください。(治療院の雰囲気、患者さんの年代や性別、どんな症状の人が多いかなど)

平瀬先生:名古屋の喫茶店に、朝食目当てに行くように、気軽に来院いただける雰囲気を目指しています。BGMは、患者さんとの話題作りになるよう、ラジオを流していることが多いですが、話題につながるような放送がない時間帯はジャズバラードを流しています。
患者さんの層としては、以前勤めていた鍼灸院は70代以上の元気なお年寄りが多かったのですが、この地では引っ越してこられる方が多いせいか、20~40代の働きざかりの方がほとんどです。そのため、痛みをとることよりも、動けること、治療しながらも働き続けることができるように治療させていただいています。

 

―休日の過ごし方を教えてください。また、なにか趣味等はございますか。

平瀬先生:じっとしていることが嫌いな性格なので、休日はほとんど外出しています。鍼灸の勉強会に参加したり、点訳ボランティア活動に参加しています。最近はネットでも専門の知識を得られるようになりましたが、新聞や雑誌などの情報も点字では遅れますので、最新の医学の仕入れには勉強会に参加するのが一番です。また、点訳ボランティアの方々にはとてもお世話になっていますので、当事者の立場でニーズをお伝えしたり、読みやすい点訳資料の校正のお手伝いをさせていただいています。あとは趣味で今はジャズピアノをアメリカ人のピアニストから習っています。童謡や民謡などは日本人にはない感性で教えていただけるので、とても新鮮です。ピアノはエレクトーンのように運んだりリースしなくても、最初から置いてあれば飛び入りでも演奏できるのがいいですね。

 

―先生ご自身の健康方法や、日常生活で気をつけていることはありますか?また、健康にいきいきと暮らすためのアドバイスなどあれば教えて下さい。

平瀬先生:毎日仕事が終わった後、一時間程ウォーキングをしています。また、患者さんから新鮮な野菜を頂くことが多いので、生野菜をたくさん摂取できていると思います。無理のない運動と野菜や果物の摂取は大事ですね。それと0時までには床に就くこと。早寝早起きは皮膚に潤いを与え、免疫力も高めてくれます。
体調が崩れたらすぐに専門家にみてもらい、こじらせないようにしましょう。私は西洋医学を否定しません。風邪気味だと思えば自分で鍼をしますし、仕事の合間にかかりつけの内科にも行きます。なによりも、早めの対処が大事です。

 

 

2015年2月6日インタビュー


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